三好和生


『粘葉本和漢朗詠集』臨書
槿

『松樹千年終是朽、槿花一日自為栄。来而不留、薤攏有払晨之露。去而不返、槿籬無投暮之花。おぼつかなたれとかしらむあさぎりの たえまにみゆるあさがほのはな』
伝 藤原行成筆

『粘葉本和漢朗詠集』臨書


篆刻十八印
七十二候秋季
篆刻十八印

篆書
『花得東風一夜開』

半切半分

篆書

「寸松庵色紙」臨書

『つらゆき つきかげもはなもひとつに見ゆるよは おほぞらをさへをらむとぞおもふ』
伝 紀貫之筆

「寸松庵色紙」臨書

『粘葉本和漢朗詠集』臨書


『盛夏不銷雪、終年無盡風。引秋生手裏、蔵月入懐中。不期夜漏初分後、唯翫秋風未至前。あまのがわは かはべすずしきたなばたに あふぎのかぜを なほやかさまし』
伝 藤原行成筆

『粘葉本和漢朗詠集』臨書

刻印三方

彊食自愛 天壤無窮 凌霄之志

刻印三方

「寸松庵色紙」臨書

『むめのかをそでにうつしてとめたら(ば) はるはすぐともかたみならまし』
伝紀貫之筆

「寸松庵色紙」臨書

『粘葉本和漢朗詠集』臨書

躑躅
『晩蕊尚開紅躑躅、秋房初結白芙蓉。夜遊人欲尋来把、寒食家応折得驚。おもひいづるときはのやまのいはつつじ いはねばこそあれ恋しきものを』
伝 藤原行成筆

『粘葉本和漢朗詠集』臨書

漢字と篆刻作品

徳量寛大『tokuryokandai』
半切半分

漢字と篆刻作品

『粘葉本和漢朗詠集』臨書

紅梅
『梅含鶏舌兼紅気、江弄瓊花帯碧文。浅紅鮮娟、仙方之雪媿色。濃香芳郁、妓鑪之煙譲薫。きみならでたれにみせむむめの花 いろをもかをもしるひとぞしる』
伝 藤原行成筆

『粘葉本和漢朗詠集』臨書

「寸松庵色紙」臨書

『つらゆき わがせこがころもはるさめふるごとに のべのみどりぞいろまさりける』
伝紀貫之筆

寸松庵色紙 臨書

「粘葉本和漢朗詠集」臨書
歳暮

『寒流帯月澄如鏡、夕吹和霜利似刀。風雲易向人前暮、歳月難従老底還。ゆくとしのをしくもあるかなますかが みみるかげさへにくれぬとおもへば』
伝 藤原行成筆

「粘葉本和漢朗詠集」臨書

篆書

『葦風荷露逼人寒』
半折半分

篆書

継色紙

『ゆきふれば木ごとに花ぞさきにける いづれを梅とわきてをらまし』
伝 小野道風筆筆

継色紙

『粘葉本和漢朗詠集』臨書 秋夜

『秋夜長々々無眠天不明、耿々残燈背壁影、蕭々暗雨打窓声。あしひきのやまどりのをのしだりをの ながながしよをひとりかもねむ。』
伝 藤原行成筆

『粘葉本和漢朗詠集』臨書
秋夜

『刻印三方』

暢敍幽情 胸中丘壑 麦穂兩岐

刻印三方

継色紙

『あづさゆみいそべのこ松たがよにか よろづよかねてたねをまきけむ』
伝 小野道風筆

継色紙

『粘葉本和漢朗詠集』臨書

納涼
『臥見新図臨水障、行吟古集納涼詩。池冷水無三伏夏、松高風有一声秋。
すずしやとくさむらごとにたちよれば あつさぞまさるとこなつのはな』
伝 藤原行成筆

『粘葉本和漢朗詠集』臨書

篆刻十八印

七十二候夏季

篆刻十八印

継色紙

『かはかみにあらふわかなのながれても きみがあたりのせにこそよらめ』伝 小野道風筆
『Kahakaminiarafuwakananonagaretemo kimigaatarinosenikosoyorame』

継色紙

『粘葉本和漢朗詠集』臨書 梅

『五嶺蒼々雲往来、但憐大庾万株梅。誰言春色従東到、露暖南枝花始開。いにしとしねこじにうゑしわがやどの わかぎのむめははなさきにけり』
伝 藤原行成筆

漢字と篆刻作品

漢字と篆刻作品

常楽我浄『jyorakugajyo』
半切半分

漢字と篆刻作品

『粘葉本和漢朗詠集』臨書


『可憐九月初三夜、露似真珠月似弓。露滴蘭叢寒玉白、風銜松葉雅琴清。さをしかのあさたつをののあきはぎに たまとみるまでおけるしらつゆ』
伝 藤原行成筆

『粘葉本和漢朗詠集』臨書

篆書

『風款飛花入座香』
半切半分

篆書

継色紙

『めづらしきこゑならなくにほととぎす ここらのとしのあかずもあるかな』
『Mezurashikikoenaranakunihototogisu kokoranotoshinoakazumoarukana』
伝 小野道風筆

継色紙

篆刻十八印

七十二候春季

七十二候春季

粘葉本臨書

継色紙
『釈文 くるるかと みればあけぬる なつのよを あかずとやなく 山ほととぎす』
kululukato mirebaakenulunatunoyowo akazutoyanakuyamahototogisu』
伝小野道風筆

粘葉本臨書

『粘葉本和漢朗詠集』臨書

秋 月
『『誰人隴外久征戌 何処庭前新別離 秋水漲来船去速 夜雲収尽月行遅 あまのはらふりさけみればかすがなる みかさのやまにいでしつきかも』
伝 藤原行成筆

『粘葉本和漢朗詠集』臨書
秋 月

『和生篆刻』三方

福生有基 百載無窮 萬物殷富

『和生篆刻』三方

『粘葉本和漢朗詠集』臨書

夏 更衣
『背壁残燈経宿焔 開箱衣帯隔年香 生衣欲待家人著 宿醸当招邑老酣 はなのいろにそめしたもとのをしければ ころもかへうき今日にもあるかな』
伝 藤原行成筆

『粘葉本和漢朗詠集』臨書

継色紙

『釈文 やまざくらかすみのまよりほのかにも みてし人こそこいしかりけれ』
『Yamazakura kasuminomayolihonokanimo miteshihitokoso koishikarikere』
伝 小野道風筆

『継色紙

『粘葉本和漢朗詠集』臨書
春 落花

『落花狼藉風狂後 啼鳥龍鐘雨打時 離閣鳳翎憑檻舞 下楼娃袖顧階翻 
さくらちるこのしたかぜはさむからで そらにしられぬ雪ぞふりける』
伝 藤原行成筆

『継色紙

継色紙

『釈文 やまたかみくもゐにみゆるさくらばな こころのゆきてをらぬひはなし』
『Yamatakamikumoinimiyurusakulabana kokoronoyukiteolanuhihanashi』
伝 小野道風筆

『継色紙

『粘葉本和漢朗詠集』臨書

冬 氷 付春氷
『氷封水面聞無浪 雪点林頭見有花 霜妨鶴唳寒無露 水結狐疑薄有氷 おほぞらのつきのひかりのさむければ かげみしみづぞまづこほりける』 
伝 藤原行成筆

『粘葉本和漢朗詠集』臨書

温良恭敬 『Oneryoukyoukei』

漢字と篆刻作品 半折半分

温良恭敬
『Oneryoukyoukei』

継色紙

『釈文 われみてもひさしくなりぬすみのえの きしのひめ松いくよへぬらむ
『Waremitemo hisashikunarinusuminoeno kishinohimematu ikuyohenuramu 』
伝 小野道風筆

継色紙

『粘葉本和漢朗詠集』臨書
冬 初冬

『十月江南天気好 可憐冬景似春華 床上巻収青竹簟 匣中開出白綿衣 かみなづきふりみふらずみさだめなき しぐれぞふゆのはじめなりける』
伝 藤原行成筆

『粘葉本和漢朗詠集』臨書

蘭亭序
Ranteijo

半折半分

蘭亭序

『粘葉本和漢朗詠集』臨書
秋 立秋
『蕭颯涼風与悴鬢、誰教計会一時秋。鶏漸散間秋色少、鯉常趨処晩声微。 あききぬとめにはさやかにみえねども かぜのおとにぞおどろかれぬる』

伝 藤原行成筆

『粘葉本和漢朗詠集』臨書

『継色紙』
釈文 きみをおきてあだしごころをわがもたば すゑのまつやまなみもこえなむ
『Kimiwookiteadashigokorowowagamotaba suwenomatuyamanamimokoenamu』

伝 小野道風筆

『継色紙』

『継色紙』
釈文 つくばねのこのもかのおもにかげはあれど きみがみかげにますかげはなし
『Tukubanenokonomokanoomonikagehaaredo kimigamikagenimasukagehanashi』

伝 小野道風筆

『継色紙』

『粘葉本和漢朗詠集』臨書
春 若菜 『野中芼菜、世事推之蕙心。鑪下和羮、俗人属之夷指。 あすからはわかなつませむかたをかの あしたのはらは今日ぞやくめる』
『Kamigakino mimuronoyamano sakakibaha kaminomimuroni shigeriahinikeri』

伝 藤原行成筆

『粘葉本和漢朗詠集』

『継色紙』臨書
釈文 神がきのみむろの山のさかきばは かみのみむろにしげりあひにけり
『Kamigakino mimuronoyamano sakakibaha kaminomimuroni shigeriahinikeri』

伝 小野道風筆

『継色紙』臨書

『蘭亭序』
Ranteijo

半折半分

蘭亭序

『継色紙』臨書

釈文 あまつかぜ くものかよひぢふきとぢよ をとめのすがた しばしとどめむ
『Amatukaze kumonokayohijifukitojiyo wotomenosugata sibasitodomemu』
伝小野道風

『継色紙』臨書

英姿颯爽

『Eishi sassou』
漢字と篆刻作品 半折半分

英姿颯爽

滌除玄覧

『Genlanwo tekijyosu』
漢字と篆刻作品 半折半分

滌除玄覧

『継色紙』臨書

釈文 こひしさに みにこそきつれ かりごろも かへすをいかが うらみざるべき
『Kohishisani minikosokiture karigoromo kahesuwoikaga uramizarubeki』
伝小野道風筆

『継色紙』臨書

『継色紙』臨書

釈文 ふゆごもり おもひかけぬを このまより はなと見るまで ゆきぞふりしく
『Fuyugomori omohikakenuwo konomayori hanatomirumade yukizofurishiku』
伝小野道風筆

蘭亭序

蘭亭序
『Ranteijo』

半折半分

蘭亭序

福至心霊
『Fukuitareba kokorowa reinari』

半紙 篆刻・漢字作品

福至心霊

『継色紙』臨書
釈文 わたつみのかざしにさけるしろたへの なみもてゆへるあわぢしま山
『Watatumino kazashinisakeru shirotaheno namimoteyuheru awadishimayama』

伝小野道風筆

『継色紙』臨書

『継色紙』臨書
釈文 はなのいろはゆきにまがひてみえずとも かをだににほへひとのしるべく
『Hananoiroha yukinimagahite miezutomo kawodaniniohe hitonoshirubeku』

伝小野道風筆

『継色紙』臨書

蘭亭序
Ranteijo

半折半分

蘭亭序

千嶂雪消
Sensyoyukikieru

半紙 篆刻・漢字作品

千嶂雪消

『継色紙』臨書
釈文 あしひきの山した水のこがくれて たぎつこころをせきぞかねつる
『Ashihikinoyamashitamizuno kogakurete tagitukokorowo sekizokaneturu』

伝小野道風筆

『継色紙』臨書

『継色紙』臨書
釈文 むめのかのふりおくゆきにうつりせば たれかははなをわきてをらまし
『Mumenokano furiokuyukini uturiseba tarekawa hanao wakiteoramashi』

伝小野道風筆

『継色紙』臨書
「柔安静楽」
『Jyuuanseiraku 』

漢字と篆刻作品 半折半分

「柔安静楽」

「蘭亭帖」
『Ranteijo 』

半折1/2作品

「蘭亭帖」

福寿 
『Fukuju 』

28㎝✖️18㎝

福寿

「継色紙」臨書
釈文 おほぞらのつきのひかりしさむければ かげみし水 ぞまづこほりける
「Ohozorano tukinohikarishisamukereba kagemishimizuzo mazukohorikeru」

伝小野道風筆

継色紙

「継色紙」臨書
釈文 なつのよは まだよひながら あけにけり くものいづこに 月かくるらむ
「Natunoyoha madayohinagara akenikeri kumonoizukoni tukikakururamu」

伝小野道風筆

継色紙

「春風駘蕩」Syunpuutaitou

33センチ×24センチ の篆刻、漢字作品

春風駘蕩

「蘭亭帖」Ranteijo 

半折1/2作品

蘭亭帖

「百福荘嚴」 

てん刻作品

百福荘嚴

「馮虚御風」 (ひょうきょぎょふう)

漢字1/4折作品

馮虚御風